髪が水分保持しにくくなると、パサパサ髪に。。 エイジングやカラーやパーマなどの頻度によってもダメージの蓄積具合が異なります。 日常的に行っているヘアケア習慣を見直すだけで、髪のコンディションがグッと変わり、髪のパサつきを防ぐことができます。
これNGです!
髪についた汚れを落とさず
シャンプーしてませんか?

予洗いも大切
丁寧に頭皮を洗うイメージでたっぷりのお湯だけで髪を洗います。 予洗いをすると、約80%の汚れを落とせます。 髪に付いた汚れを落とし、温かいお湯(38℃前後)によって毛穴を開かせ、シャンプーの効果を引き出します。 少量のシャンプーでもしっかり泡立つ状態になります。 そして、残り20%の皮脂汚れ等をシャンプーでサッパリと洗い流していきましょう。
これNGです!
髪をゴシゴシ
揉み洗いしてませんか?

頭皮を洗うもの
モコモコに泡立てたシャンプーで、頭全体を包み込むように洗っていきます。 頭皮全体を動かすようにマッサージしながらシャンプーをすると、血行がよくなり抜け毛の予防になります。 爪は立てず、指の腹をしっかりとあて、円を描くようにして頭皮を優しく動かし、ほぐします。 指の腹を頭の形に沿って押し当てながら、下から頭頂部に向かって動かします。 頭皮が軽く持ち上がるようなイメージで、頭皮全体をまんべんなく触れるよう意識しましょう。 ネイルされている方はシャンプーブラシの使用がオススメ。 また血行が良くなるお風呂上がり直後はカッサなどでリンパを流すのも効果的です。
これNGです!
髪を自然乾燥
してませんか?

しっかりタオルドライ
髪が濡れたまま放置はNG。すぐに乾かすのが鉄則。
タオルでゴシゴシ拭かず、髪の上からタオルを巻いて、優しくギュッと水分を取ってあげてください。ヘアドライ専用タオルを使用すると、しっかり余分な水分を吸収してくれるのでオススメ。ドライヤー時間の短縮にもつながり一石二鳥です。


お風呂上がりの髪は、キューティクルが開いた状態になっています。キューティクルは、薄い膜です。 摩擦に弱いため、濡れた状態が続くとキューティクルの剥がれ、ダメージを受けやすくなります。キューティクルがダメージを受けると、開いたままの状態が続くので、髪内部から水分が抜けやすくなります。髪の保水力がどんどん下がっていくので、乾燥しやすい状態に。


最低限に
熱風は髪と頭皮への乾燥ダメージにつながります。
でも、髪のツヤを保つためには、キューティクルを閉じることが重要。
濡れて開いているキューティクルを放置すると、水分が抜けてしまい、髪がパサつきます。
ドライヤーの風と熱で閉じてあげることで、水分が抜けず、サラツヤ髪を保つことができます。
早く乾かせば乾かすほど、髪のパサつきを抑えることができるので、風量の強いドライヤーで一気に乾かしましょう。

正しい乾かし方
美容院で髪をドライヤーで乾かしている時の、美容師さんを思い出してくださいね。

まずはドライヤーで地肌を乾かし、その後、風を上から下に向けて乾かしていきましょう。乾きムラがあるとパサつきの原因になるので、髪の中もしっかりと乾かすために、ドライヤーは髪から15~20cm放し、ドライヤーを持つ手を左右に振って細かく動かしながら使いましょう。(ドライヤーの熱ダメージを一点集中させないイメージ)乾き切ったら、最後は熱を持って柔らかくなっている髪を冷風で冷ましてあげると、きれいにまとまります。ドライヤーのCOOL(冷風)機能には、キューティクルを引き締める効果もあります。キューティクルに沿って髪の根元から毛先方向にドライヤーをあてることで、髪表面がなめらかに整いツヤがでます。
スタイリングを考えながら乾かすと、同時に髪型を整えることもできるので、スタイリングが決まりやすくなります。温風で髪形を作り、冷風で固めるイメージで、温度を使い分けるのがコツ。髪は、熱によって内部の結合がゆるくなる反応を起こします。ゆるくなった直後に、 冷風で冷やすことで、髪の結合が引き締まる反応を上手く利用してスタイリングをしていきます。
- POINT.1
ボリュームアップしたいとき -

髪の根元を手グシで軽く持ち上げながら、根元から毛先に向かってドライヤーの温風をあてます。根元がふわっと立ち上がった後に、COOLボタンに切り替え冷風を同じようにあてると、髪が固定されるため、ふんわりボリューム感のある髪にできます。
- POINT.2
ボリュームダウンしたいとき -

頭の上から風をあて、ドライヤーの熱が伝わりすぎないように、根元から毛先に向かってドライヤーを動かします。全体的に乾かした後、COOLボタンに切り替え、髪を流したい方向に手ぐしでクセ付けしながら冷風で乾かすとボリュームダウンします。
これNGです!
タオルドライ後、
そのままドライヤーしてませんか?

保湿&質感補修
タオルドライのあとは、すぐに洗い流さないトリートメントで髪の乾燥を防ぎましょう。洗い流さないトリートメントは、髪の表面補修&プロテクト効果(髪の保護とコーティングする役目)があります。すぐにドライヤーをかけられない場合も、こうしておけば髪の水分を逃がしません。さらに、ドライヤーによる熱ダメージから髪を守ることができ、ダメージ予防につながります。 髪の水分蒸発を防ぎ潤いを逃さないようにすることでパサつきを抑えられるので重要です。

入浴前にブラッシングすると、髪や頭皮のほこりや汚れを浮き上がらせ、シャンプーの泡立ちが良くなり、汚れが落ちやすくなります。髪の毛が絡まっていたままだとシャンプーが髪全体に行き渡りにくくなり、シャンプー時の摩擦の原因にも。。絡みをとるだけではなく、髪や頭皮をほぐすブラシは美髪をつくります。