タイトル

お風呂上がりの自然乾燥がダメな理由

髪の構造

お風呂上がりの髪は、キューティクルが開いた状態になっています。キューティクルは、薄い膜です。 もろくて摩擦に弱いため、濡れた状態が続くと、ダメージを受けやすくなります。

キューティクルがダメージを受けると、開いたままの状態が続くので、髪内部から水分が抜けやすくなります。髪の保水力がどんどん下がっていくので、乾燥しやすい状態に。

美容師がやっている!乾かし方ポイント

美容院で髪をドライヤーで乾かしている時の、美容師さんを思い出してくださいね。

美容室でのドライヤー風景

ポイント1 タオルドライから始めよう

タオルドライする時は、キューティクルを傷つけないように、タオルで髪を包むようにしてやさしくしっかり水分をとってください。

ドライヤー時間が大幅に短縮され、髪のダメージを少なくできます。

髪をこするようにゴシゴシとタオルを動かしてしまうと、キューティクルが傷つくだけでなく、髪に浸透させたトリートメント成分を髪の外へ押し出してしまう恐れもあります。

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タオルドライのアドバイス

ポイント2 美容師さんのテクニック(ドライ編)

ドライヤーは細かく動かし続ける

理由は、熱に弱い髪にドライヤーの熱を一点集中させないためです。ドライヤーを持つ手を左右に振って熱を分散させましょう。

髪から15~20センチ放した位置で、ドライヤーを使用するのも、熱から髪を守るためのテクニックの一つです。

ドライヤーの風は、髪の根元から毛先方向へ

髪のキューティクルは、髪の根元から毛先に向かって重なり合っています。毛先から根元に向けてドライヤーの熱を与えると、キューティクルが閉じようとしている方向と逆方向となってしまい、最悪キューティクルが開いてしまう可能性があります。

キューティクルに沿って、髪の根元から毛先方向にドライヤーをあてることで、ツヤのあるキレイな髪に仕上げることができます。

スタイリングを考えながら乾かす

温風で8~9割程度乾いた後は、冷風と温風を使い分けることで、髪のセット(スタイリング)します。

温風で髪形を作り、冷風で固めるイメージがスタイリングの基本です。

※髪は、熱によって内部の結合がゆるくなる反応を起こします。ゆるくなった直後に、 冷風で冷やすことで、髪の結合が引き締まる反応を上手く利用してスタイリングをしていきます。

さらに、COOL(冷風)には、キューティクルを引き締める効果もあるので、髪のツヤをアップさせることができます。

仕上げ段階でドライヤーの冷風機能は使おう

こんな時こそ、COOL(冷風)ボタンが活躍!

ここがスゴイ!業務用ドライヤー

美容師さんが愛用する業務用ドライヤーと家庭用ドライヤーの違いは、どこにあるのでしょうか。

家庭用ドライヤーと業務用ドライヤーの違いは、風量と耐久性です。

1. 大風量

風量の強い業務用ドライヤーで髪を乾かすと、乾かす時間が短くなります。 髪に熱を与える時間が短くなるので、熱ダメージが少なくなります。

2.耐久性

家庭用ドライヤーは、毎日使ったとしても1時間程度(4人家族で15分ずつ)ですが、業務用ドライヤーは1日6時間以上なんてこともあります。スグに壊れていては仕事になりません。

業務用ドライヤーは、汚れやすい空気の吸い込み部分(フィルター)を取り外せるので、メンテナンスもしやすくなっています。
業務用だからこその耐久性で扱いやすいのも特徴です。