
乾燥した部屋にいると、
お肌がカサカサ…
髪がバサバサ…
のどがガラガラ…。
そんな時は、潤いを与えてくれる加湿器の出番です!
ところで、皆さんは加湿器を使い始める前のカビ掃除と、除菌対策グッズの準備はしていますか?
使う前に掃除してキレイな状態にすること、
毎朝・夜に窓を開けて換気すること、
除菌剤グッズを上手に使うことで、
カビや雑菌がいない快適空間で過ごせるだけでなく、気になるお部屋の臭いもスッキリできますよ~♪
加湿器のカビは、知らない間に増えている!

厚生労働省のガイドラインでは、健康的な室内の相対湿度は40~60%が推奨されています。
乾燥しやすい室内で適切な湿度を維持するためには、加湿器が欠かせません。
が、問題は、
「湿気のある場所に、カビ発生のリスクあり」
高温多湿を好むカビ菌は、加湿器のことが大好き!
加湿器の使い方を間違ってしまうと、カビ菌やレジオネラ菌のような雑菌が繁殖してしまい、ウィルス予防や体調管理のために使っているはずの加湿器が原因で体調を崩してしまうかもしれません。
加湿器が原因でかかる「加湿器病」とは

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加湿器病の主な原因は、
カビや細菌、レジオネラ菌です。
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掃除をしていないと、
給水タンク内にヌメリや水アカが出始めます。
カビ菌・雑菌が給水タンク内で増加。
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加湿器によってカビ菌・雑菌が部屋中に飛散。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
カビ菌・雑菌を含んだ空気を一定期間吸い続けることで加湿器病を発症。
加湿器病は、過敏性肺炎の一種です。
過敏性肺炎は、もともと毒性をもたないカビや雑菌、化学物質などを繰りかえし吸引することで肺が過剰反応を起こす(アレルギー性の肺炎症)病気です。
加湿器病の主な症状は、
咳・たん、発熱、頭痛など、
風邪の症状に似ています。
悪化すると、全身の倦怠感や肺炎発症などの重い症状が出るケースがあるので、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
ニュースにもなりましたが、加湿器で繁殖したレジオネラ菌が原因の「レジオネラ症」に集団感染した例があります。
レジオネラ症は免疫力の低い方がかかりやすいため、加湿器を使用する際はこまめなお手入れが必要です。
- 参考資料:レジオネラ症 ~家庭での予防について~- 大阪市
- http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000005/5669/rejionera-bira.pdf
加湿器病の予防対策は…

カビ菌を「つけない」、「増やさない」です。
給水タンクの水の管理がおろそかになってしまうと、レジオネラ属菌が繁殖しているかもしれません。
給水タンクの水をこまめに入れ替えても、タンクの中が汚れていてはカビ菌の繁殖を抑えられません。
給水タンクの中は、水垢(赤カビ)の温床になりやすく、カビ菌が増える場所の1つです。
カビ菌を増やさないように、ブラシやスポンジを使って、給水タンク内も清潔に保ちます。
特に、給水タンクの水が直接飛散する非加熱型の加湿器は、定期的な清掃と水の入れ替えが大切。
機種によって例外もあるので、
取扱説明書をよくお読みください。
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NG1. 給水タンクの水の使い回し❌
給水タンクの水を、
一日数時間しか使っていなくても
毎日きちんと入れ替えていますか?
加湿器を衛生的に使うために、加湿器を利用するごとに水の入れ換えは大切です!
前日の水が残っている場合も、残った水はすべて捨て、新しい水への入れ換えてください。
つぎ足して使い続けるのはNGです!!
NG2. フィルターの使用期限切れ❌
給水タンクに入れる水として、ミネラルウォーターやアルカリイオン水など、水道水よりキレイな水を使いたくなります。
殺菌機能のある加湿器のフィルターには、各メーカーによって定められている使用期限があります。
使用期限が切れると性能が落ちますので、交換時期は必ず守るようにしましょう。
▼こんな時は、フィルター交換が必要!
・お手入れしてもニオイが取れない
・給水タンクが空っぽになる時間が以前より長い
・傷みや型崩れがひどい場合
NG3. 水道水以外の利用❌
加湿器に使用する水は「水道水」が推奨されています。
水道水には、微量の塩素を含んでいます。
一定期間ですが、カビや雑菌の繁殖を抑える効果があります。
一方、ミネラルウォーターやアルカリイオン水は、塩素を含んでいません。
そのため、カビや雑菌の繁殖リスクが高まります。
フィルターの劣化や水垢の原因にもなります。
NG4. 定期的な掃除をしない❌
カビ菌・雑菌やヌメリは、フィルターや水受けトレイに付着します。
特に、白い水あかは、水道水に含まれているカルシウムが結晶化したものです。
掃除をせず、加湿器を使い続けるとカルシウムが固まって取れにくくなりますし、カビ菌や雑菌が増えて悪臭の原因になります。
さらに、加湿器の性能が低下してしまうので定期的なお掃除が必要です。
お手入れサイン搭載の加湿器はサイン点灯時に、
未搭載の加湿器は2週間に1回程度、
定期清掃でカビ菌・雑菌の繁殖を防げます。
加湿器のお掃除方法

全ての加湿器メーカーの製品で下記でご紹介するクエン酸の使用が認められているわけではありません。お手持ちの加湿器の取扱説明書をよく読み、清掃を行ってください。
掃除に必要なもの
- クエン酸(水垢・カルキ汚れに効果的)
- ゴム手袋
- 大きめのバケツor洗面器
- 歯ブラシ、スポンジなど
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STEP.1
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加湿器の取り外せる水タンクや加湿フィルター、トレイなどのパーツ(水洗いして大丈夫なもの)を本体から取り出し、水洗いします。
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STEP.2
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バケツにクエン酸を入れ、ぬるま湯に溶かします。しっかりとクエン酸が溶けた後に、各パーツを入れてつけ置きします。
使用量‥1Lあたりクエン酸大さじ1杯(15g程度)
つけ置き時間‥約30分~1時間
・クエン酸に素手で長時間触れていると、肌荒れする場合があります。必ずゴム手袋を着用し、クエン酸を取り扱います。
・40℃以上のお湯を使用した場合、部品の変形・破損の原因となります。
・クエン酸の濃度が高いとフィルター・部品の破損原因となるため、適量を守ります。
・クエン酸と洗剤等を一緒に混ぜないようにします。
・プラスチック製のパーツは、長時間のつけ置きに注意。
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STEP.3
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つけ置きだけで落ちなかった汚れは、ブラシ・スポンジ等で落します。
その後、水道水ですすぎ、残留クエン酸を隅々までしっかり洗い流してください。
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STEP.4
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水気を拭き取った後は、陰干しでしっかり自然乾燥。
十分に乾燥させることが、カビや雑菌の繁殖を防ぐことになります。
パーツが完全に乾いたことを確認してから、加湿器を組み立てるようにしましょう。
もっと加湿器を使いやすくするには?
加湿器を使いながら部屋全体を除菌・消臭できれば、
うれしくありませんか?
実は、給水タンクに入れるだけで、加湿と一緒に除菌・消臭できる商品があります!
加湿器が今よりもっと使いやすくなります
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