80%の家庭で臭ってる?クサ~い部屋干し臭からサヨナラする方法

モモ店長のココだけのお話♪

皆様~ 髪、うるおってますか~?
ナカノザダイレクトのモモ店長です♪
いつもは、髪に関するコンテンツを(中心に)お届けしておりますが、「今回は、部屋干しの洗濯方法???」と驚かれたと思います。

実は、スタッフの一人が「部屋干しのタオルが臭くなるんですけど、何とかならないですかね・・・。」という話をしていました。その時に、「お風呂でキレイに洗いあげた髪を、臭くないタオルで毎日拭いて欲しい!」と突然思い立ってしまい、部屋干しの臭い対策をご紹介することになりました。

読み終えた後に、あなたの洗濯物が臭わないことを願って、それでは「番外編:部屋干しの臭い対策」いってみましょ~♪

朗報!クサ~い部屋干し臭からサヨナラする洗濯方法

突然ですが、乾いたばかりのタオルが臭い!と気になったことがありませんか? 生乾きの臭いがするタオルは、「部屋干しに失敗」している可能性があります!

夜に洗濯をする機会が増えているため、洗濯物を部屋干しする家庭は約82%(※1)もあります。あなたのお家でも部屋干しの洗濯物が、カーテンレールやリビングにぶら下がっていませんか?

参考文献
※1 佐賀大学 洗濯物の室内干しに関する調査研究

ひと昔前に比べて生活スタイルの変化や、静音性の高い洗濯機の登場で、夜に洗濯をする家庭が増えているといいます。

梅雨の時期が始まると、外に干すことができず部屋干しになってしまいます。さらに、湿度が高いので洗濯物が乾きにくくなってしまい生乾きの臭いが付いてしまいます。

ある洗濯洗剤メーカーの調査によると、40%以上の人が部屋干しの洗濯物の臭いが気になると回答しています。

さらに、その臭いを例えてもらったところ「ぞうきんのニオイ」「水の腐ったようなニオイ」「マメが腐ったようなニオイ」など室内で臭ってはいけない臭いばかりでした・・・・・。

急な来客で「お家が臭い!」とお客様を不快にさせないためにも、洗濯物の臭いを部屋中にさせたくないですよね。

では、どうすれば、部屋干しの生乾き臭を減らすことができるのでしょうか?

臭い対策には、洗濯方法と部屋干しに使うお助けアイテムの使い方がポイントなんです!

というわけで、今回は洗濯のコツから臭いを予防するためのお助けアイテムまでを取り上げたいと思います。

目次

部屋干しをしている理由

外で乾かした方がスッキリと乾かせるのに、部屋干しを多くのご家庭が行っているのには理由がありました。

参考データ
※2 独立行政法人製品評価技術基盤機構

天候以外の部屋干しをする理由は、「昼の間に乾ききらなかった」「夜に洗濯をするため」「防犯のため」が上位です。男女とも一人暮らし家庭の増加、仕事や用事で朝に洗濯できないなど洗濯をする時間が夜にスライドしていることが部屋干し増加の要因となっています。

部屋干しの臭いの原因は?

部屋干しの臭いの原因は以下の2つが原因だと考えられています
■洗濯で落としきれなかった汚れ
汗や皮脂汚れが酸化し、アルデヒドや脂肪酸などの体臭成分となります。部屋干しの肌着やTシャツが酸っぱく汗っぽい臭いのままなのは、汗と皮脂汚れが残っているからです。
■洗濯物に付着する雑菌
洗濯物に残った細かい汚れと水分によって雑菌が繁殖します。雑菌が繁殖する時に、代謝物として不快な臭いを出します。臭いの種類は、生臭いぞうきんの臭いに近くなります。

あなたの洗濯方法は大丈夫?臭いを出さない洗濯のコツ

部屋干しの際に発生する臭いの原因は、「汗・皮脂汚れ」と「雑菌」でした。つまり、洗濯をするときに汚れと雑菌をできるだけ少なくすれば、臭いが出にくくなります。

汚れを残さず、雑菌を繁殖させない洗濯方法をご紹介します。

1. お風呂の残り湯だけで洗濯しない。

洗濯機にお湯を吸い上げるホースが付属されているなど、エコロジー意識の高まりから残り湯を洗濯に利用する機会が増えました。残り湯を洗濯に使う時は気を付けてください。

お風呂のお湯は温かく洗浄力は水よりもアップするので、衣類の汚れをしっかりと落とせます。しかし、お湯を使うのは「洗う」までにしてください。「すすぎ」にもお風呂のお湯を使ってしまうと臭いが発生しやすくなります。

残り湯の中には、汗や皮脂の汚れが残っています。「すすぎ」に残り湯を使ってしまうと、「洗う」で落としたはずの汚れをもう一度衣類に付けてしまうことになります。 残り湯を利用するのは「洗い」までにして、「すすぎ」はキレイな水道水でしっかりと汚れを残さないように、すすいでください。

2. 脱水時間は3分よりも長く設定する

臭いを発生させる雑菌は、洗濯物に水分が残ると増えやすくなります。洗濯物に雑菌を増やさないためには、洗濯物に含まれる水分を少なくすることがポイントです。

洗濯物の量が多い場合、3分程度の脱水時間では、脱水が十分ではなく衣類に水分が残ってしまいます。部屋干しを始める前に、衣類に含まれる水分をできるだけ少なくするために脱水時間を長く設定します。

3. 干すときは、衣類同士の隙間が大切

洗濯物を一度に大量に干していませんか?大量に干してしまうと、衣類がギュウギュウ詰めの状態になってしまいます。隙間がないままで干してしまうと洗濯物が乾きにくくなり、雑菌が増えやすくなります。

生乾きの臭いを防ぐためには、しっかり脱水した後、洗濯物の隙間をあけて干します。Tシャツなどは、針金ハンガーよりも肩口に厚みのあるハンガーで干した方が空気が通りやすく早く乾きます。

4. 乾かす前にシュシュッと一吹き。消臭スプレーで臭いの元を少なくする

乾かした後は、生乾きの臭いが洗濯物に付着しているので、完全に無臭とするためにはもう一度洗濯するしか方法がありません。

乾いた後になって生乾きの臭いが気になり、消臭スプレーを使われていませんか。

残念ながら多くの消臭スプレーは、臭いを別の臭いで包み込むだけで臭いの元をなくすわけではありません。消臭スプレーと同じように香りの強い柔軟剤を使う方法もありますが、強すぎる香りはアレルギーやスメルハラスメントの原因となる場合もあります。(※3)

参考文献
※3 独立行政法人 国民生活センター

消臭スプレーを使うタイミングは、臭いが付く前の部屋干しを始める時です。発生する生乾きの臭いを抑えながら、スッキリと乾かせます。

部屋干しで使用する消臭スプレーは、「無香料」で「臭いの元を取り去る」タイプを選んでください。

部屋干し時間を時短させる方法

佐賀大学の調査(※1)によると、部屋干しを目に付きやすい場所で行う家庭が多いという結果になりました。洗濯機の置かれている場所と洗濯物を運ぶ距離を考えると、どこのご家庭でも同じような場所で部屋干しをされているのではないでしょうか。

参考文献
※1 佐賀大学 洗濯物の室内干しに関する調査研究

家族の滞在時間が多いリビング・ダイニングで部屋干しを行う場合、「部屋が狭く感じる」「モアモアとした湿気で気分が悪くなる」「歩くときに邪魔」などの問題が起きます。さらに、部屋干しは、乾くまでの時間が長くなると臭いが発生しやすくなります。

快適に室内干しするためには、できるだけ短時間で洗濯物を乾かすことが重要です。 早く乾かすためのポイントは、部屋内の気温・湿度・空気の流れです。

部屋干しの自然乾燥の場合、完全に乾くまでに長い時間が必要です。どこのご家庭にもあるもので、部屋干しを時短する方法をご紹介します。

エアコンを利用する

部屋干しをする部屋にエアコンが設置されている時は、エアコンを利用してみてはいかがでしょうか。洗濯物はできるだけ隙間を取り、空気が流れるスペースを空けます。エアコンの風が洗濯物に当たるように調節すれば準備完了です。除湿モードを利用する場合、湿度50%以下に設定すると窓ガラスの結露等を防げます。

【エアコンを部屋干しに使うメリット】
部屋の湿度が一定に保たれて快適。
睡眠中でも静かで近所迷惑にならない。
【エアコンを部屋干しに使うデメリット】
毎日使うと電気代が高額。
エアコンを使える場所が限られる。

扇風機を利用する

扇風機は、エアコンのように設置する必要がないのでコンセントがある部屋であればどこでも使えます。エアコンのように高額な電気代が掛かることもありません。簡単に部屋干しを時短するアイテムとして利用できます。

扇風機を部屋干しで使う時も洗濯物の隙間はなるべく空けてください。空気の流れをジャマしないように干します。

【扇風機を部屋干しに使うメリット】
エアコンに比べて電気代がかからない。
コンセントがある部屋であればどこでも使える。
【扇風機を部屋干しに使うデメリット】
エアコンと比べると、風切り音がでてしまう。
乾かしている間、部屋の湿度が高くなってしまう。

部屋干しにはどちらを使う?エアコン VS 扇風機

部屋干しのコストはどれぐらい?

1日6時間、月15日間部屋干しでエアコンと扇風機を使用した場合の電気代を比較します。(※4)

乾燥方法 設定 消費電力(W) 1ヶ月の電気代(円)
扇風機 風速「弱」 4.1 10.3
風速「中」 13.1 33.8
エアコン 除湿 202.8 511.1

※電気代は28円/kWhで概算

参考データ
※4 北海道立消費生活センター

扇風機とエアコンを比べると電気代の違いが約50倍です。電気代は、扇風機の方が低料金となります。

部屋干しの時間はどっちが早い?

グラフを見ると部屋干しの自然乾燥は、完全に乾くまでに20時間以上かかっています。夜に洗濯を終え部屋干し後、ほぼ1日干しっぱなしにしておかないと完全に乾かないことになります。

乾くまでに20時間以上必要な自然乾燥は、衣類が水分を含んでいる時間が長くなり生乾きの臭いが発生しやすくなります。

エアコン・扇風機を利用した場合、洗濯物の乾燥時間は、自然乾燥と比べて最大12時間ほど短かくできます。エアコンと扇風機では、乾燥が完了するまでに大きな時間差はありません。また、扇風機の風の強さ「中」と「弱」にも乾燥完了までの時間に大きな差がなく、約8時間で洗濯物を乾かせます。

乾くまでにかかる時間は、エアコンと扇風機は引き分けです。

部屋干しアイテム 「エアコン・扇風機」 まとめ

  • 自然乾燥は、乾ききるまでに20時間以上かかる。
  • 自然乾燥に比べてエアコン・扇風機を使うと乾燥時間を最大12時間短縮できる。
  • エアコンの1ヶ月の電気代は、扇風機の約50倍となる。
  • 扇風機の風の強さ「中」・「弱」は、乾燥時間に大きな差がない。

洗濯物を早く乾かすためには、「室温を上げる」「湿度を下げる」「風をあてる」などの対策が有効です。干し始める時の洗濯物に含まれる水分量を少なくするほど乾燥時間を短縮できるので、脱水時間を長めに設定し洗濯物の水分を少なくしてください。

エアコンは部屋干しの湿度上昇を抑えることができますが、電気代が高くなります。扇風機は電気代は低くなりますが、部屋干しをしている室内の湿度が急上昇します。

大量の洗濯物を部屋干しするときは、湿度対策が必要です。湿度対策として、窓を開けたり換気扇を回すなどタップリと水分を含んだ空気の抜け道を作る必要があります。

扇風機の風の強さ「中」と「弱」では、乾燥時間に大きな差がないので電気代を考えると「弱」設定での利用がお財布にやさしそうです。

裏技!?どうしても臭いがとれない衣類の洗い方

部屋干し用洗剤を使って洗い、脱水時間を7分で設定し、さらに扇風機を使って短時間で干したのに、まだ生乾きの臭いが残ってしまう衣類がある時の対処方法です。
ガンコな臭いをなくす裏技を3つご紹介します。

1. 40度以上の熱めのお湯で洗う

臭いが残っている洗濯物には、汚れが残っている場合が多くあります。40度以上の少し熱めのお湯で洗うと、汚れが繊維から離れやすくなり汚れ落ちが良くなります。

2. 皮脂汚れにはアルカリ性洗剤

皮脂汚れは、脂肪酸汚れと言われタンパク質の汚れに強いアルカリ性洗剤がおすすめです。洗う前にアルカリ性洗剤を溶かした洗面器などで浸け置きをすると皮脂汚れは落ちやすくなります。

3. 臭いの原因菌を煮洗いで殺菌

タオルなど臭いが付きやすいものを、ぐつぐつと煮ながら洗う方法を煮洗いと言います。ひどく臭いがする洗濯物には雑菌がいっぱいです。煮洗いは、お湯の熱によって菌をやっつけることができるので、除菌対策にもなります。煮洗い以外に熱めのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、しばらく浸けて殺菌する方法もあります。

衣類の種類によっては、熱に弱い繊維が使われている場合があります。素材をよく確かめてから煮洗いを行ってください。

部屋干しの生乾き臭をシャットアウト!無臭 消臭スプレー

洗濯のコツでご紹介した消臭スプレーは、たくさんの種類があります。

ほとんどの消臭スプレーは、化学的に臭いを押さえ込んでいるだけで臭いの元をなくすわけではありません。また、洗濯物の汚れを取り除く効果はなく、スプレーを吹きかけたから「きれい」になることもありません。薬剤が配合されている消臭スプレーを使いすぎて、咳き込んだりした経験はありませんか?

洗濯物のほとんどは、直接肌に触れるものです。肌についても安心・安全な消臭スプレーを選んでください。


スタッフコメント

モモ店長

あと一つ、豆知識を忘れていました。聞いてもらえます?

ニィニィスタッフ

もちろん良いですYO!

パン吉くん(元美容師バイヤー)

はい、僕にも教えてください。

ニィニィスタッフ

早く部屋干しあるある聞きたいYO!

パン吉くん(元美容師バイヤー)

あるあるではなく、豆知識ですよ~・・

モモ店長

コホン、では改めて豆知識を一つ。
最近のお家には、お風呂で洗濯物を干せるように備え付けの乾燥機があります。乾燥機で干していると臭いが付くことがあります。それは、お風呂の天井はカビ菌が溜まりやすく、干している間に天井からカビが洗濯物に降り注ぐことが原因です。乾かす前に天井のカビをチェックするのが大切です。

パン吉くん(元美容師バイヤー)

なるほど~。気付かないところに原因があるんですね。 天井ってなかなか気にならない場所ですし。 日頃のチェックは大切ですね。

ニィニィスタッフ

大切だYO!
YO!チェック、ワン、ツー♪
気になるニオイの実になる話♪
いっさい がっさい、拍手喝采♪
イヤ~なニオイもスッキリで感謝!

モモ店長

僕は最後まで読んでいただいた皆様に感謝!

以上、今回は髪(ヘア)の情報ではなく、部屋(ヘヤ)干しのお話でした♪
次回もお楽しみに~ ♪